おしゃれで革新的な製品が多いと人気のBALMUDA(バルミューダ)。気化式加湿器Rainも、そのデザイン性の高さから話題になっています。
ところが、ユーザーレビューのなかに、おしゃれなデザインや掃除のしやすさは期待どおりだけど、「給水が面倒くさい」という口コミを発見。そこで、本当に口コミ通りなのか、モノレコ編集部が検証を実施。
実際にBALMUDA(バルミューダ)の気化式加湿器Rainを使って、「給水のしやすさ」「加湿量」「音」「手入れのしやすさ」「操作性」について検証した結果をご紹介します。
購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
BALMUDA(バルミューダ)気化式加湿器Rainってどんな加湿器?
BALMUDA(バルミューダ)は2003年に東京で設立以降、キッチン家電や空気清浄機など、これまでにない価値のある商品を作り続けている企業です。
パンが美味しく焼けるトースターで一躍有名になったため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
BALMUDA(バルミューダ) / Rain Wi-Fi
スマートフォンから簡単操作
スマートフォンから簡単操作
Rainはこれまでの加湿器には珍しいタンクレス構造を実現することで、スタイリッシュで美しい見た目に仕上げてあります。本体上部のディスプレイも現代的なタッチパネル式。LEDライトがおしゃれ度をアップします。
また、Wi-Fi対応の加湿器なので、スマートフォンから操作ができるのが嬉しいポイント。専用アプリをダウンロードすれば、外出先からも操作できるので、帰宅時に潤いのある部屋にすることも可能です。
アプリを使えば、毎日の電気代もチェックできるので、電気代を可視化したり、節約したい方にもおすすめです。
適用床畳数 | 約17畳まで |
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加湿量 | 400ml/h(風量3時) |
タンク容量 | 4.2L |
連続加湿時間 | 6〜25時間 |
消費電力 | 最小2W~最大23W |
タイプ | 気化式 |
サイズ | W35.0×D35.0×H37.4cm |
今までの加湿器にはないタンクレス
加湿器には珍しく、給水タンクがありません。加湿器の上から水を注ぐことで給水でき、注いだ水は内側にある給水ボウルに貯められます。
給水量は液晶で表示されるので、タンク内部が見えなくても水量を調節できます。
また、ボウルは洗剤などで丸洗いできるので、お手入れも簡単手軽。こまめに洗うことで、タンクの中がカルキやミネラルによって白くなったり、ぬめりが発生するのを防げます。
斬新でスタイリッシュな操作方法
メニューの選択や決定など、すべての基本操作が加湿器内部のディスプレイ上で可能に。加湿器上部のコントロールリングを回す、クリックする、長押しする、といった動作でスタイリッシュに操作ができます。
また、Wi-Fi対応の加湿器なので、スマートフォンの専用アプリで操作が可能です。
BALMUDA(バルミューダ)気化式加湿器Rainの口コミは?
商品レビューのなかに、おしゃれなデザインや掃除のしやすさは期待どおりだけど、「給水が面倒くさい」という口コミがありました。
そこでモノレコ編集部では口コミの真相を探るべく、実際にBALMUDA(バルミューダ)の気化式加湿器Rainを使って検証してみました。
BALMUDA(バルミューダ)気化式加湿器Rainを実際に編集部で検証!
それでは、BALMUDA(バルミューダ)の気化式加湿器Rainの「給水のしやすさ」「加湿量」「音」「手入れのしやすさ」「操作性」について検証した結果をご紹介します。
【①給水のしやすさ】給水方法は画期的だが給水する手間がかかる
ディスプレイの真上から水を注ぐだけで、ディスプレイ上に水量が表示されます。一般的な加湿器にはない、非常に画期的な給水方法です。ひと目で水量がわかり、ディスプレイ上のバケツマークが「!」マークになったら給水をするタイミングです。
やかんやペットボトルなどを使って給水するのがベターですが、満水になるまでに約4Lの水が必要になるため、給水する手間を考えると、「給水が面倒くさい」という口コミは本当でした。
また、本体にはタンクがないため、直接水道の蛇口から給水すると、満水時で約10㎏ほどの重さになります。【⑤操作性】でもレビューしますが、取っ手がないためかなり重く、水を入れた本体を持って移動するのは困難といえます。
【②加湿量】気化式だからミストなし!加湿しながら部屋を除菌
BALMUDA(バルミューダ)Rainは気化式加湿器のため、ミストが噴出されません。オートモードにすると、一定の湿度をキープするよう自動運転しますが、湿度は40~60%の間でお好みで設定できます。
24時間タイマーがあるので、加湿を何時から何時までと設定することが可能です。家にいない時間や就寝時も自由自在に部屋を加湿することができます。
Rainの下部から乾燥した空気を吸い込み、上部から酵素フィルターで清潔になった潤いのある空気を送り出します。加湿しながら、たった30分で部屋の85%以上のウイルスや細菌の除去を実現します。
【③音】風量や湿度の設定を最大にすると音が大きくなる
風量は1~5まで設定でき、最大風量の5に設定すると音は大きくなります。また、湿度は40~60%まで設定できますが、60%に設定すると静音性は低く風音がします。
とはいえ、風量も湿度もオートモードでは、特に音が気にならないため、寝室や勉強部屋などでの使用も可能です。
ちなみに、ハイブリッド式加湿器の使用中にありがちな「ポチャ、ポチャ」という水音はありませんでした。
【④手入れのしやすさ】給水ボウルが丸洗いできて手入れしやすいが分解が手間
フィルターセットは1年に1回の交換でOKです。水洗いやブラシで清潔さを保てますが、掃除の際に本体を分解するため、少し手間がかかります。
また、給水ボウルは丸洗いができるので、従来の給水タンクに比べると格段に清潔性を保つことができます。
とはいえ、気化式加湿器はお手入れを怠ると内部にカビが発生するため、給水ボウルのお手入れはこまめにする必要があります。
【⑤操作性】斬新な操作方法&取っ手がなく重いので持ち運びは困難
加湿器の基本操作は、加湿器内部の液晶でおこないます。加湿器上部のフチがコントロールリングになっており、回したり長押ししたりすることで、設定の選択や決定ができます。Wi-Fiに対応している加湿器のため、専用アプリからの設定も可能です。また、上部の液晶画面に水を注ぐと、現在の給水量が表示されます。
本体自体に持ち運び用の取っ手はなく、両手で抱え込むようにして運ばなくてはなりません。ちなみに、本体は約5.7kgあり、満水時には約10kgと、女性が持ち運ぶのは容易ではありません。
水を入れたまま運ぶと、上部から水がこぼれる可能性もあるため注意が必要です。据え置きタイプの加湿器として使うことをおすすめします。
BALMUDA(バルミューダ)気化式加湿器Rainを検証した結果は?
今回「給水のしやすさ」「加湿量」「音」「手入れのしやすさ」「操作性」の5つの検証をおこないました。口コミにあった「給水が面倒くさい」は、本体の大きさやタンク容量からそのとおりであることがわかりました。
とはいえ、デザイン性の高さや先進的な機能に優れており、清潔さが保ちやすく、外出先でもアプリを経由して設定が可能なのが嬉しいポイントでした。今までにない発想のスタイリッシュで画期的な加湿器といえるでしょう。
重さがあるため、据え置き型の加湿器としてお使いになることをおすすめします。
まとめ
BALMUDA(バルミューダ)の気化式加湿器Rainを実際に使って検証し、その特徴や検証結果を紹介しました。
こちらのモデルの購入を検討される際の参考にしていただけたら幸いです。